【登山道具】mont-bell アルパインクッカー9 ディープ
このところ、日帰り登山の際はカップラーメンなどのお湯を沸かすだけでよい食事が多く、さっとお湯を沸かせる小さなクッカーを探していました。
今回購入してしばらく使用してみましたので、今回の記事は、「mont-bell アルパインクッカー9 ディープ」について書いていきたいと思います。
目次
mont-bell アルパインクッカー9 ディープ
製品概要
mont-bellさんのホームページの商品説明は以下の通りです。
商品情報
非常に軽量なアルミニウム製クッカーです。火が通りやすく、調理が素早く行えます。110サイズのガスカートリッジが収納可能。コンパクトにパッキング可能な一人用です。
便利な注ぎ口、熱くなりにくいハンドル、クッカーの縁に掛けられるふた、つかみやすい取っ手など、使いやすさにこだわっています。仕様
【素材】本体・ふた:アルミニウム合金
ハンドルカバー・取っ手:シリコーンゴム
【重量】108g(122g)※( )内はスタッフバッグを含む総重量です。
【カラー】-
【サイズ】∅10.8×8.8cm
【容量】0.4L
【特長】スタッフバッグ付き
とここで、大変な事実に気付いてしまいました。
「便利な注ぎ口」…とは?
サラッと記載されておりますが、私が所有している物に「便利な注ぎ口」は見当たりませんでした。
いつのまにかマイナーチェンジしているものなのかもしれません。
さて、余談はこのくらいにして、、、
アルパインクッカーディープシリーズは、9.11.13と3サイズ展開しています。
その他にもスクエアやディープではない普通のアルパインクッカー、セット商品などもあり、どのサイズを選択するか楽しくも正直迷います。
購入した理由
私が「アルパインクッカー9 ディープ」を購入した理由(条件)を記載します。同様の理由でクッカーを探している方の参考になれば嬉しいです。
①お湯を沸かすだけの小さなクッカーを探していた。
(主に日帰り登山を想定。カップラーメンを作ることができる容量は必要。一般的に300ml〜400mlのお湯が必要といわれています。)
②trangia メスティンに若干不満点があったので解消されるクッカーを探していた。
(後述します)
trangia メスティンとの比較
私の現在のメインクッカーはtrangiaのメスティンです。
色々と使用してみて、理想に近い使用感です。あまりにも定番品ですので使用の際に若干恥ずかしくもありますが、、、
別のクッカーを試すも、結局メスティンに戻っているのも事実だったりします。
とはいえ、不満点が無いわけでもなく、
・日帰り登山には容量が大きい
・熱すると蓋が熱い
の、2点が若干不満だったりもします。
さて、以下比較です。
①容量
アルパインクッカー9ディープ:400ml
trangia メスティン:750ml
→カップラーメンなどのためにお湯を沸かすのみであれば、アルパインクッカー9で十分な容量。また、容量が小さいためお湯を沸かす時間が少なく、燃料の省エネにもなります。なお、しっかり料理をしたい場合はメスティンの方が良いと思います。
②重さ
アルパインクッカー9ディープ:108g
trangia メスティン:150g
→容量が小さいので当然ですが、アルパインクッカー9の方が若干軽量化に貢献できます。とはいえ、(あくまでも個人的にですが)軽量化にこだわるのであれば、バックパックやテントなど重めの物から見直した方が効率は良いかと思っています。
③表面加工
アルパインクッカー9ディープ:ハードアナタイズド加工
trangia メスティン:アルミ(無垢)
→メスティンは炒め物などをする際に焦げることがウィークポイント。その点、アルパインクッカー9は焦げる心配なし。ですが、アルパインクッカー9では容量的に炒め物などをすることは無いかな、と。
④蓋
アルパインクッカー9ディープ:湯切穴あり、シリコン取手あり
trangia メスティン:フライパン利用可能
→メスティンで調理をする際、蓋が熱くなるのでハンカチなどで開けるという動作が若干ストレスに感じていましたが、アルパインクッカー9の蓋はシリコンの取手があるため、素手で蓋を開けることが出来ます。これが地味に(個人的にはかなり)嬉しいです。
⑤ハンドル
アルパインクッカー9ディープ:耐熱対応済み
trangia メスティン:耐熱対応済み
→強いて言えば、メスティンは蓋の上にハンドルがくる仕様であるため、炊飯時に蓋が浮く問題の対策として良いかと思います。
⑥スタッキング
自分の使い方としてはこんな感じです。
アルパインクッカー9ディープの場合
・SOTO アミカス SOD-320
・ユニフレーム カラカト(スプーンとフォーク)
・ライター
ちょうど良い感じにスタッキング。
まだ若干の余裕あり。
trangia メスティンの場合
・SOTO アミカス SOD-320
・ユニフレーム カラカト(スプーンとフォーク)
・ライター
・Wildo フォールダーカップ
・OPINEL ステンレススチールNo.8
・trangia ミニハンドル TR-TH-28
こちらもちょうど良い感じにスタッキング。
なお、まだまだ余裕あり。
→個人的にではありますが、スタッキングにおいてはメスティンの方がちょうど良い容量と感じています。(持っておきたいアイテムが全て入るという意味で)
また、蓋をフライパンとして利用していると、やっている感があるため、トランギアミニハンドルは出来る限り携帯したいアイテムだったりします。
どんな人に向いているか
アルパインクッカー9ディープは、こんな感じの人に向いているかと思います。
・本格的な料理はせず、お湯を沸かすのみで良い人
・クッカーを小さいものにしたい人
・ULや無骨系に興味がない人
・比較的安価なクッカーを探している人
以上、「mont-bell アルパインクッカー9 ディープ」の紹介でした。
少しでも皆様の参考になれば嬉しいです。
ではまた。