【登山道具】山と道 UL Pad 15+
突然ですが、スリーピングマットは種類が豊富にあり、選ぶのが大変ですよね?
エアーマットやインフレータブルマット、クローズドセルマットといった種類がありますが、個人的にはクローズドセルマットが好みです。
理由は、「パンクの心配がない」の一点に尽きます。
心配性の私は、エアーマットがパンクして眠ることが出来ないといった状況を想像しただけで怖くて仕方ありません。
そんな私が使用している「山と道 UL Pad 15+」を購入する際に疑問に思っていた点や、使ってみた感想などをお伝えします。
目次
製品概要
Material:
XLPE Foam
Weight:
113g (S) / 3.98oz
198g (L) / 6.98oz
226g (XL) / 7.97oz
Size:
100cm x 50cm x 1.3cm (S)
175cm x 50cm x 1.3cm (L)
200cm x 50cm x 1.3cm (XL)
どの程度軽いのか
私が所有しているものはSサイズになります。113gです。かなり軽いです。きっとご想像しているより軽いと感じると思います。
購入時にはじめて実物を持った時の感想は、「軽っ!!」でした。ご参考になりますでしょうか?
ちなみに、コンビニのおにぎりの平均的な重さは110gだそうです。想像できましたでしょうか?
どの程度暖かいのか
よくマットの暖かさを示す数値として、「R値」という数値が用いられますが、UL PadはR値は公表されておりませんでしたが、公式HPの制作ノートには「僕は厳冬期から春にかけての雪山ではUL Pad 15+で寝ているけれど、寒くて眠れないことはない。」と記載がありました。
当然、眠る際の服装やシュラフも関係してきますが、マットとしては雪山でも問題ない(人もいる)と読み取れます。
ちなみに、私が使用した環境として、夏山はもちろん、秋〜初冬のキャンプで初冬した際も全く問題なく爆睡できました。
そもそも、眠る際の寒さ対策は、服装やシュラフ、マットやグラウンドシート、エマージェンシーブランケットの利用など、総合的な対策が必要かと思っているので、マット単体としてUL Pad 15+は必要十分と個人的には考えています。
なお、座っているだけでほんのり暖かいんですよね〜。不思議。
どの程度嵩張るのか
クローズドセルマットの宿命でもありますが、嵩張ります。UL Pad 15+は厚さが13mmと分厚いので、クルクル巻くと、Sサイズでも直径16cm〜17cmの太さになります。
幅も50cmありますので、バックパックに横向きに外付けすると、狭い道でガシガシぶつかります。
縦に外付けか、バックパックの中に収納するのが良さそうです。
ちなみに私は外付け横派です。。
定番のテルス45に横付け
使ってみた感想など
設営が楽すぎる
クローズドセルマットの最大のメリットと思っておりますが、設営が楽です。設営は敷くだけ。もちろん撤収も巻くだけ。ですので、ちょっとした休憩時にもサッと取り出せるので座布団がわりにもなり大変便利です。また、座布団より大きいので休憩時に横になることもできます。(休憩時間がながくなる原因でもある)
Sサイズを推奨
個人的な眠る際の使用方法は、枕はシートゥーサミットのエアロウルトラライトピロー、肩から太腿あたりまでをUL Pad15+でカバー、足元はバックパックを敷くという構成になりますが、今のところ全く問題なく爆睡できています。
結果、せっかく軽いマットなので、一番軽いSサイズを推奨させていただきます。
軽すぎ問題
公式ホームページにも記載されておりますが、軽すぎるゆえに風で飛ばされます。風が強い高山のテント場などでは注意が必要です。
まとめ
個人的に、UL Pad 15+を購入して良かったと思っています。装備全体の軽量化を図りたい人や、設営を楽にしたい人、はたまた心配性な人はご購入を検討してみてはいかがでしょうか?
ではまた〜!
【登山道具】snow peak チタンシェラカップ
突然ですが、皆さん「snow peak 」好きですよね?
オゼンライトやギガストーブなど、いつの間にか一つはsnowpeak製品を所持しているのではないでしょうか?
さて今回は「snow peak チタンシェラカップ」を紹介します。
目次
製品概要
素材:チタニウム
容量:310ml
重量:37g
価格:2,090円(税込)
目盛りの有無:あり
チタンシェラカップを購入した理由
ありがちですが、キャンプを始めた際に、テントを含め「とりあえずsnowpeak製品を購入すれば間違いないよねー。」「キャンプといえばシェラカップだよねー。」というキャンプ初心者丸出しな考えから、snowpeak製品を多数購入。そのなかのひとつがチタンシェラカップだったという経緯です。
snowpeak製品から始めて、他メーカーの製品に買い替えるという方をちらほら見かけますが、我が家のsnowpeak製品は今でも主戦力として頑張ってくれています。なんやかんや高品質なんですよね〜。
(トレック900 が特にお気に入り)
シェラカップを登山で使ってみた
先日登山をした際、バックアップにシェラカップを複数ぶら下げている方を目撃しました。
チタンシングルマグなどのコップをぶら下げている方はよくお見かけしますが、シェラカップの方が自分的には好みでしたので早速真似をしてみました。
そこで、シェラカップを登山で利用した際の良かった点などをいくつか紹介させていただきます。
マグなどのコップが不要になる
当然ですがシェラカップはコップとして使えます。
また、チタンシェラカップはチタン製なので37gと軽く、例えばチタンシングルマグは50gですので、入れ替えることで軽量化を図ることができたりもします。
そもそも、コップはコップとしてしか利用できませんが、シェラカップは多用途に使えるというメリットも良いですね。
バーナーなどで、直接お湯を沸かすことができる
コーヒーやスープなど、温かい物を飲む際に直接温められるうえ、そのまま飲めるという高機能。山の上は温かい飲みものが冷めやすいので、すぐに温め直せるという点は良いですね。
また、スノーピークのチタンシェラカップは取手が熱くなりにくいので、概ね素手で扱えました。
なお、個人的にはシェラカップはマグなどより冷めやすい印象でもあります。
お皿や器として使える
メインのクッカーで料理を作り、シェラカップがあればスープなどもう一品も作れます。
また、おにぎりやパンをふと置きたいといった際のお皿にもなります。おにぎりって、なぜかボロボロになってしまうんですよね〜。でも、シェラカップがあれば安心!
また、一つの料理をシェアする際なども取り皿になって良いですね。
目盛がついている
カップラーメンなどインスタント食品を作る際、トランギアのメスティンなど目盛がないクッカーを利用する際は、お湯を沸かすための水を目分量で入れておりましたが、シェラカップで問題解決。無駄なお湯を沸かすことがなくなりました。
きっちり測れて、水やガスの無駄な消費をなくせるので、省エネにもつながります。
スタッキング問題
器型の形状と、固定されたハンドルが、バックパック内ではどうしても邪魔になります。また、他のクッカーとのスタッキング性能はご想像の通りです。
最近はハンドルが折りたためるシェラカップなどもありますが、個人的にはシェラカップは固定のハンドルが好みです。
その結果、個人的には「外付け」が答えになりました。外付けは、見た目の好みが別れますし、衛生面を気にされる方もいるかと思いますので、この辺は個人の好みや考え方によるかと思います、が、私は全く問題なく外付け派です。
結論
今のところメリットが多く不満もないので、登山時のシェラカップ利用をしばらく続けてみようと思います。また気付いた点などあれば追加したいと思います。
【登山道具】mont-bell アルパインクッカー9 ディープ
このところ、日帰り登山の際はカップラーメンなどのお湯を沸かすだけでよい食事が多く、さっとお湯を沸かせる小さなクッカーを探していました。
今回購入してしばらく使用してみましたので、今回の記事は、「mont-bell アルパインクッカー9 ディープ」について書いていきたいと思います。
目次
mont-bell アルパインクッカー9 ディープ
製品概要
mont-bellさんのホームページの商品説明は以下の通りです。
商品情報
非常に軽量なアルミニウム製クッカーです。火が通りやすく、調理が素早く行えます。110サイズのガスカートリッジが収納可能。コンパクトにパッキング可能な一人用です。
便利な注ぎ口、熱くなりにくいハンドル、クッカーの縁に掛けられるふた、つかみやすい取っ手など、使いやすさにこだわっています。仕様
【素材】本体・ふた:アルミニウム合金
ハンドルカバー・取っ手:シリコーンゴム
【重量】108g(122g)※( )内はスタッフバッグを含む総重量です。
【カラー】-
【サイズ】∅10.8×8.8cm
【容量】0.4L
【特長】スタッフバッグ付き
とここで、大変な事実に気付いてしまいました。
「便利な注ぎ口」…とは?
サラッと記載されておりますが、私が所有している物に「便利な注ぎ口」は見当たりませんでした。
いつのまにかマイナーチェンジしているものなのかもしれません。
さて、余談はこのくらいにして、、、
アルパインクッカーディープシリーズは、9.11.13と3サイズ展開しています。
その他にもスクエアやディープではない普通のアルパインクッカー、セット商品などもあり、どのサイズを選択するか楽しくも正直迷います。
購入した理由
私が「アルパインクッカー9 ディープ」を購入した理由(条件)を記載します。同様の理由でクッカーを探している方の参考になれば嬉しいです。
①お湯を沸かすだけの小さなクッカーを探していた。
(主に日帰り登山を想定。カップラーメンを作ることができる容量は必要。一般的に300ml〜400mlのお湯が必要といわれています。)
②trangia メスティンに若干不満点があったので解消されるクッカーを探していた。
(後述します)
trangia メスティンとの比較
私の現在のメインクッカーはtrangiaのメスティンです。
色々と使用してみて、理想に近い使用感です。あまりにも定番品ですので使用の際に若干恥ずかしくもありますが、、、
別のクッカーを試すも、結局メスティンに戻っているのも事実だったりします。
とはいえ、不満点が無いわけでもなく、
・日帰り登山には容量が大きい
・熱すると蓋が熱い
の、2点が若干不満だったりもします。
さて、以下比較です。
①容量
アルパインクッカー9ディープ:400ml
trangia メスティン:750ml
→カップラーメンなどのためにお湯を沸かすのみであれば、アルパインクッカー9で十分な容量。また、容量が小さいためお湯を沸かす時間が少なく、燃料の省エネにもなります。なお、しっかり料理をしたい場合はメスティンの方が良いと思います。
②重さ
アルパインクッカー9ディープ:108g
trangia メスティン:150g
→容量が小さいので当然ですが、アルパインクッカー9の方が若干軽量化に貢献できます。とはいえ、(あくまでも個人的にですが)軽量化にこだわるのであれば、バックパックやテントなど重めの物から見直した方が効率は良いかと思っています。
③表面加工
アルパインクッカー9ディープ:ハードアナタイズド加工
trangia メスティン:アルミ(無垢)
→メスティンは炒め物などをする際に焦げることがウィークポイント。その点、アルパインクッカー9は焦げる心配なし。ですが、アルパインクッカー9では容量的に炒め物などをすることは無いかな、と。
④蓋
アルパインクッカー9ディープ:湯切穴あり、シリコン取手あり
trangia メスティン:フライパン利用可能
→メスティンで調理をする際、蓋が熱くなるのでハンカチなどで開けるという動作が若干ストレスに感じていましたが、アルパインクッカー9の蓋はシリコンの取手があるため、素手で蓋を開けることが出来ます。これが地味に(個人的にはかなり)嬉しいです。
⑤ハンドル
アルパインクッカー9ディープ:耐熱対応済み
trangia メスティン:耐熱対応済み
→強いて言えば、メスティンは蓋の上にハンドルがくる仕様であるため、炊飯時に蓋が浮く問題の対策として良いかと思います。
⑥スタッキング
自分の使い方としてはこんな感じです。
アルパインクッカー9ディープの場合
・SOTO アミカス SOD-320
・ユニフレーム カラカト(スプーンとフォーク)
・ライター
ちょうど良い感じにスタッキング。
まだ若干の余裕あり。
trangia メスティンの場合
・SOTO アミカス SOD-320
・ユニフレーム カラカト(スプーンとフォーク)
・ライター
・Wildo フォールダーカップ
・OPINEL ステンレススチールNo.8
・trangia ミニハンドル TR-TH-28
こちらもちょうど良い感じにスタッキング。
なお、まだまだ余裕あり。
→個人的にではありますが、スタッキングにおいてはメスティンの方がちょうど良い容量と感じています。(持っておきたいアイテムが全て入るという意味で)
また、蓋をフライパンとして利用していると、やっている感があるため、トランギアミニハンドルは出来る限り携帯したいアイテムだったりします。
どんな人に向いているか
アルパインクッカー9ディープは、こんな感じの人に向いているかと思います。
・本格的な料理はせず、お湯を沸かすのみで良い人
・クッカーを小さいものにしたい人
・ULや無骨系に興味がない人
・比較的安価なクッカーを探している人
以上、「mont-bell アルパインクッカー9 ディープ」の紹介でした。
少しでも皆様の参考になれば嬉しいです。
ではまた。